人事給与制度構築・再構築

従来からある賃金制度を、より御社の実情にあった新たな賃金制度に作り直す(あるいは修正する)ことを行います。

賃金制度再構築

「賃金制度再構築」とは、具体的にどのようなことを行うのでしょうか?
いまいちイメージがわかないのですが・・・ また、「賃金制度再構築」をするとどうなるのですか?
従来からある賃金制度を、より御社の実情にあった新たな賃金制度に作り直す(あるいは修正する)ことを行います。

皆様の会社では、どのような賃金制度を採用されておられるでしょうか。

勤続年数に応じて給与が自動的に上昇していく仕組みとなっていませんか?

「ウチは職能級制度を採用していて、その等級に応じて給与を決めているからそんなことはないよ」とおっしゃられるかもしれませんね。
人事制度再構築でも書きましたが、それではキチンと能力を判定できているでしょうか?
勤続年数で、なんとなく能力が高い低いを判定しおりませんか?
仮にそうだとしたら、結局勤続年数に応じた賃金制度であると言わざるをえないでしょう。

「年功的・勤続的要素による賃金制度」を運用していく利点ももちろんあります。
「勤めてさえいれば給与も地位も上がっていくので、社員に生活に対しての不安 を与えなくて済む(安心して会社に在籍し続けてもらえる)」 「年功的・勤続的要素だけで人を評価すればよいので、管理が楽」といった所でしょうか。
ここら辺の事情は人事制度再構築で書いたことと全く同じです。
要は、人事制度が「年功的・勤続的要素による賃金制度」である以上、必ず賃金制度も「年功的・勤続的要素による賃金制度」となってしまうのです。

賃金制度が「年功的・勤続的要素」により、運営されていくと一体どうなるのでしょうか?

次のような問題点があがってくることが予想されます。

  • 仕事のできるできないではなくて、年齢・勤続年数によって給与が決まる
  • 特に若手には、画一的な低い賃金水準とならざるを得ないため、優秀な若手が外部流出する恐れがある
  • 「優秀な中途社員を採用しようとしても給与水準を低くせざるを得ないため、集められない

纏めると、
中途社員には頼らずに、学卒の新入社員を育て上げて定年までしっかり働いてもらい、且つ年齢や勤続年数に応じて能力や成果が、きちんと仕事に反映される」という考えをお持ちの会社様には向いている制度ではないでしょうか。

しかし、次のような考えをお持ちの会社様には向いていないかもしれません。

  • 全社員に対して、仕事ができるできないによって給与の差をつけたい
  • 優秀な中途社員を引き付けられる賃金制度としたい
  • がんばって働いている社員には現時点で少しでも報いてやりたい

もし上記のようなニーズをお持ちであるのならば、是非、弊社へご連絡ください。
必ず御社のご相談・ご要望にお応えできると思います。