近年は多くの職場でパワハラ問題が発生しており、
中には社会的な関心を集めるケースも出て来て
います。
そんな中、エン・ジャパン社では、同社が運営する
「エン 人事のミカタ」の利用者である企業の
人事担当者を対象に「パワハラ」についての
アンケート調査を行ない、その結果を公表しました
(回答数203社)。
それによれば、回答企業の45%で社内
パワハラを「把握している」「大体把握している」
と回答しています。
そうしたパワハラを把握している企業に対しての
「パワハラが起きる部署に特徴や傾向はあり
ましたか?」
という質問に対する回答は、以下の通りです。
37% 上司と部下のコミュニケーションが少ない
20% 失敗が許されない(許容度が低い)
19% 他部署や外部との交流が少ない
16% 残業が多い
16% 特に特徴や傾向はない
15% 休みが取り辛い
13% 様々な年代の従業員がいる
12% 従業員の年代に偏りがある
10% 従業員数が少ない
8% 従業員同士が干渉しない
7% 業績が低下、低調
4% 正社員・非正社員など様々な立場の
従業員が働いている
4% 従業員数が多い
4% 中途入社や外国人など従業員が多様
2% 競争が激しい
2% 評価と業績の連動が徹底している。
やはり「上司と部下のコミュニケーションの
少なさ」が特徴の1位であり、パワハラが起き
やすい職場には一定の傾向があることが
わかります。
就いては、貴社社内状況を今一度見直し、
こうした傾向にある職場があれば、注意喚起や
改善を行うなどし、問題の未然防止を図ることを
お勧めします。
(2017年3月25日)