雇用保険の適用拡大

来月よりパートタイマーへの社会保険の適用拡大
の一環として、来年1月から雇用保険の適用拡大
が始まります。
 この適用拡大については、今年の3月に改正された
雇用保険法によるもので、これまで雇用保険の
被保険者として除外されていた65歳以降で新た
に雇用される者を、雇用保険の被保険者とすること
になっています。
この改正に関する詳細が先日確定され、厚生労働省
からリーフレットが公開されました。
特に届出漏れ等が発生する恐れのある労働者として、
法施行日前の平成28年12月末までに65歳以上で雇用
された労働者(雇用保険の適用要件を満たしている場合)
が挙げられ、この労働者については、平成29年1月1日
以降も継続して雇用されている場合には、平成29年1月1日
より雇用保険の適用対象となります。
そのため、ハローワークに資格取得届を提出
しなければなりません。
 資格取得届については、通常、被保険者となった日の
属する翌月10日までに提出が必要ですが、上記の場合には、
平成29年3月31日までに届出することが特例で認められて
います。届出期限は通常よりも長く設定されていますが、
早めに対象者を洗い出し、届出をするようお勧めします。

(2016年9月27日)