平成18年「賃金構造基本統計調査」によると、平成18年の初任給は、男女計、男女別ともすべての学歴で前年を上回りました。景気の回復が裏付けられている1つのデータと思われます。
初任給を高卒以上の学歴別にみると、以下の通りとなりました。
学歴別 初任給 前年比
男女計 大学院修士課程終了 224,800円 2.0%増
大卒 196,200円 1.2%増
高専・短大卒 168,400円 1.1%増
高卒 154,400円 1.0%増
男 大学院修士課程終了 224,600円 1.6%増
大卒 199,800円 1.6%増
高専・短大卒 171,300円 0.6%増
高卒 157,600円 1.2%増
女 大学院修士課程終了 226,000円 4.3%増
大卒 190,600円 0.7%増
高専・短大卒 166,600円 1.5%増
高卒 149,400円 0.9%増
この調査は主要産業に雇用される労働者について、その賃金の実態を労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数および経験年数別に明らかにすることを目的とされています。今回はそのうちの初任給の結果を取りまとめたものです。
調査は5人以上の常用労働者を雇用する民営事業所および10人以上の常用労働者を雇用する公営事業所から一定の方法で抽出された事業所が対象とされ、平成18年6月分の賃金について7月に調査が行われました。
(2006年12月)