「低年度の居場所」

  団塊の世代が定年を迎えてから

暫く経ちましたが、ときどきそれらしい

人物がカメラを持って電車の中で

うたた寝する姿を見かけるようになりました。

  65歳で仕事を退いたとしても未だ20年

近くの人生を過ごさなくてはなりません。

この膨大な時間をうまく使っている人もいますが、

多くの人はそれが出来ていないようです。

  一番良く聞く話は、奥さんと一通り旅行に

行った後、「することがなくなる」というものです。

年がら年中、旅行に行くわけにもいかないし、

年に何度か行ったら、もう行くところもなくなります。

旅行から帰ると、いつも奥さんと二人。

 奥さんから邪魔者扱いをされる方も少なくようです。

だから、家にいないでどこかへ出かけることになる

のかもしれません。