例年、改正が行われている所得税ですが、来年からは復興特別所得税
が徴収されることになっています。
この復興所得税は、東日本大震災の復興のために利用されるものであり、
源泉所得税を徴収する際に併せて源泉徴収することとしています。
源泉徴収すべき復興特別所得税の額は、源泉徴収すべき所得税の額の
2.1%相当額です。
この復興特別所得税の創設に伴い、来年からは源泉徴収税額表が
変更され、復興特別所得税も含んだ税額表により、源泉徴収税額が
決定されます。そして、所得税と復興特別所得税の合計額を徴収し、
1枚の所得税徴収高計算書(納付書)で納付することとなります。
その月の社会保険料等控除額後の給与等の金額が250,000円で、
扶養親族等の数が0人の場合、所得税は6,400円から6,530円と130円の
増額になります。
従業員のみなさんにも、このように復興特別所得税により来年からの
所得税額が増えることは周知しておいた方がよいかもしれません。
{12年12月4日)